「園で嫌なことされた」と子どもから言われたら、子どもの話を信じるべき?と迷いますよね。
わが子の気持ちは大切にしたい。
でも、相手の子にも言い分があるかもしれないし、すぐに園へ相談していいのか悩むこともあります。
私自身、娘から友達との出来事を聞いた時、すぐに「あなたが正しいよ」とは言いませんでした。
まず娘がどう感じたのかを聞き、その気持ちを一緒に考えました。
この記事では、園で嫌なことされたと言われた時に、子どもの気持ちをどう信じるか、親はどんな言葉をかければいいのかを、実際の親子のやり取りを交えて紹介します。
子どもの話しを信じながら相手を決めつけない聞き方や、園の先生と一緒に子どもを見守る方法が分かれば、親も落ち着いて対応できるようになります。
園で嫌なことされた時、まず子どもの気持ちを信じる理由

「園で嫌なことされた」と子どもから聞いた時、切ない気持ちになってしまう。
そんな経験があるかもしれません。
そんな時に親がまず大切にしたいのは、出来事の正しさを急いで判断することではありません。
子どもの気持ちを、一旦そのまま受け止めることです。
子どもの話しを聞いたうえで、必要なら詳しい話しを園の先生に相談して状況を確認する。
「子どもの気持ち」と「実際に何があったのか」は別物です。
「園で嫌なことされた」と言われたら?
子どもから「園で嫌なことされた」と聞くと、
「本当に?」
「何があったの?」
と詳しい状況を知りたくなります。
もちろん、出来事を確認することは大切です。
でも、最初から質問を重ねるのではなく、
「嫌だったんだね」
「悲しかったんだね」
「話してくれてありがとう」
と返してあげたいです。
子どもは、大人のように出来事を順番に説明できるとは限りません。
自分が感じたことを先に話すこともありますし、1日前の出来事を今日の話しとして話すこともあります。
だから、「嫌だった」「悲しかった」という気持ちを受け止めた後に、出来事の事実を判断することが大切です。
子どもが話せそうなら、「そのあと、どうしたの?」と聞いていけばいい。
話したくなさそうなら、無理に聞き出さなくても大丈夫です。
「また話したくなったら教えてね」と伝えておく。
慌てて答えを出すのではく、困った時に話しを聞いてあげられる心の余白を持っておくことも大事ではないかと思います。
園で嫌なことされた時、子どもの話しを信じる?
「わが子の話しは信じたい。でも、相手の子を悪者にはしたくない」そんなふうに考えてしまうこともあるかもしれません。
子どもの気持ちを信じることと、相手を責めることは別ですよね。
例えば、
「○○ちゃんに嫌なことされた」と聞いても、
「○○ちゃんが悪いね」と決めつける必要はありません。
反対に、
「子ども同士のことだから」と流す必要もありません。
まずは、子どもがどう感じたのかを大切にしたいと思います。
ここで、私自身の娘とのやり取りを紹介します。
娘から、
「友達に『あの子と遊ばないで』って言ったのに遊んだから、もう一緒に遊ばないって言われた」と聞いたことがありました。
私は、
「それはひどいね」とも、
「あなたが何か言ったんじゃないの?」とも言いませんでした。
代わりに、
「ママ、そんな言葉言われたら悲しくなっちゃうかも。あなたは?」と聞きました。
娘にも、友達に対して感じた気持ちがあったのでしょう。
自分の気持ちを言葉にするまでに時間がかかりました。
嫌だったとは言わなかった娘ですが、「もう一緒に遊ばない!と言われたことが悲しい気持ちになった。」と話してくれました。
私は、子ども自身が自分の気持ちを考えられるように問いかけてあげる。
少し難しいことを言ってるかもしれませんが…。
わが子の味方になることは当たり前でいいと思っています。
もしどうしても子どもが困っている時には園とも情報を共有。
家庭と園、それぞれから見える子どもの姿を持ち寄って、その子にとって何が必要なのかを一緒に考えていく。
それが、子どもを中心にした関わり方ではないかと思います。
園で嫌なことされたと言われた時の親の聞き方と対応

子どもが話し始めたら、詳しい状況を知りたくなります。
「誰と?」
「何をされたの?」
「どうしてそうなったの?」
と尋問のようにこちらからの問いかけばかりになってしまうかもしれません。
ですが、原因を探さなくても大丈夫なのですよね。
まず、
「悲しかった?」
「嫌だった?」
「悔しかった?」
「どんな気持ち?」
と、子どもの感じたことに目を向けてみる。
子どもが話してくれた、そのタイミングで状況を聞いてみる。
思い出したら悲しくなってしまう話しかもしれません。
もちろん事実を話せるのなら話してもらいたいと思うのは当然です。
なので大切なのは、焦って親が質問責めをして答えを作らないこと。
聞き役に徹して、話してもいいと思える環境を作ってあげたいですね。
園で嫌なことされた時は、原因より子どもの気持ちを信じて聞く
子どもの話を聞いて、「園にも相談した方がいい」と感じることがあります。
その時、先生に必要なことを分かる範囲で伝えます。
家庭で子どもに聞いたことを、そのまま情報として伝えてみましょう。
園の先生には、親には見えていない子どもの姿があります。
友達とどのように遊んでいるのか。
困った時に先生へ助けを求めているのか。
普段はどんな表情で過ごしているのか。
反対に、家庭だからこそ分かる子どもの様子もあります。
園では元気に過ごしていても、家に帰ってから気持ちが出てくることもあるでしょう。
だからこそ、家庭と園の情報を持ち寄り話をすことに意味があるのです。
先生に話しをすることは「この子が安心して過ごせるように、一緒に見てもらえませんか」という関係を作るための相談でもあると思います。
園で嫌なことされた時、決めつけずに相談する
園で嫌なことがあった時、親が毎回すぐに口を挟まなきゃいけない、なんてことはありません。
むしろ、子どもが成長するにつれて、親だけでは解決できない人間関係の悩みも出てきます。
だからこそ、「何かあったら話していい」と思える親でいることが大切です。
子どもが話してきた時は、
- まず話を聞く
- 気持ちを受け止める
- 必要なら状況を整理する
- 園と共有する
- その後の子どもの様子を見る
という順番で考えると、落ち着いて対応ができます。
子どもには子どもの世界があります。
その世界に親が入り込みすぎるのではなく、困った時に戻ってこられる場所として環境を整えておく。
それも親の大切な役割だと思います。
もちろん、子どもの安全に関わることや、繰り返し傷つけられている様子がある場合などは、「子ども同士のこと」と片付けず、すぐに園に相談する必要があります。
トラブルがあった時は「この子に今、何が必要なのか」を見るために情報共有しておくのは大事なことですよね。
安心して園生活を送れるためのに、先生とも、気になることを話せる関係を作ること。
そして、家庭と園のどちらでも、子どもを真ん中に、子どもを主体にして育てていくことが大切だと思います。
まとめ|園で嫌なことされた時、子どもが安心して話せる親になる
「園で嫌なことされた」と子どもから言われた時、親だって迷います。
わが子を守りたい。
でも、どう受け止めればいいのか分からない。
そんな日があっても大丈夫です。
大切なのは、子どもが話してくれた時に「話してくれてありがとう」と受け止めて話しをする。
話しを信じる子とは、何でも事実だと決めることではありません。
その子が感じたことを、なかったことにせず気持ちを代弁して共感してあげること。
園での出来事をきっかけに、子どもが自分の気持ちや友達との関係を考えることもできます。
「困った時はママに話していい」そう思える場所が家庭にある。
その安心があれば、子どもはまた一歩ずつ前に進めます。
わが子を信じる気持ちを大切にしながら、必要な時には園ともつながる。
「嫌なことされた」という言葉の裏には、なんでも話せる親子の関係があるからこそ!
その土台があればなんでも怖くない!
参考にした公的情報
- こども家庭庁「保育」では、子どもの育ちと子育て家庭を支援する保育政策について整理されています。
- こども家庭庁「認定こども園概要」では、教育・保育に加えて子育て家庭への相談支援などの機能が示されています。
- こども家庭庁「保育所等における虐待防止及び発生時の対応等について」では、保育所等における子どもの安全・安心や、虐待等が疑われる場合の対応について示されています。


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