ひとりっ子のわがままを放置していい?親ができる向き合い方と声かけ

ひとりっ子 わがまま 放置 🌱子どもの発達・しつけ

「これ買って!」とお店で泣かれる。

「まだ遊びたい!」と家で怒る。

思い通りにならないたびに大きな声を出されると、「また始まった……」と疲れてしまいますよね。

「ひとりっ子だから、こんなに自己主張が強いのかな?」

「私がわがままにさせてしまったのかな?」

「このままで大丈夫かしら?」

そんなふうに悩んでいるパパやママもいるのではないでしょうか。

この記事では、わがままを放置するか、何でも受け入れるかという二択ではなく、子どもの気持ちを受け止めながら、親として「できること・できないこと」を伝える向き合い方を紹介します。

私自身の子育てで感じたことや、実際に娘とやり取りしている言葉も交えながら、今日から試せる声かけをお伝えします。

少しでも気持ちが楽になるきっかけを見つけてもらえたらと思います。

ひとりっ子のわがままを放置していい?まず知っておきたいこと

わがままを「放置するか、すぐに言うことを聞かせるか」

そう考える必要はないと思います。

子どもが怒っているとき、親がすぐに説得しようとすると、逆に激しく怒り出すことがあります。

だからこそ、一度待つことも大切です。

ただし、「もう知らない」「勝手にしなさい」と親が関わることをやめることはしません。

子どもが気持ちを落ち着ける時間をそばで見守る。

こう考えるだけでも、「わがままにどう対応すればいいの?」という悩みが少し軽くなりませんか?

ひとりっ子のわがまま=育て方のせいではない

ひとりっ子の子どもが自己主張をすると、「やっぱりひとりっ子だからかな」と考えてしまうことがあります。

そして、周りから兄弟がいないからじゃない?と言われることもあります。

(人に言われてしっくりこなくて、そんなこと言わなくてもいいのに…という感情が湧く私。私だけではないはず…!?)

でも、ひとりっ子であることだけを理由に「わがままになりやすい」と決めつけることはできません。

子どもの性格や家庭環境、年齢、その日の疲れや気分など、さまざまな要素が関係します。

買い物に行けば欲しいものを主張する。

帰る時間になっても「まだ遊びたい」と言う。

自分の思い通りにならなければ怒る。

親としては「もう勘弁して」と思う日もあります。

でも、そこで一度、「この子は今、何を伝えたいんだろう?」と考えてみる。

「わがまま」という言葉で片づけてしまうと、そこで思考が止まってしまいます。

一方で、「何を伝えたいのかな?」と考えると、子どもの言葉を聞く余白が生まれ、その言葉の裏の気落ちまで考えられるようになります。

保育の現場では、子ども一人ひとりの様子を見ながら関わっていました。

それなのに自分の子どもになると、つい「ちゃんとさせなきゃ」という気持ちが強くなる。

だからこそ、我が子の姿を見ながら、私自身も「親だからこそできる関わり」を少しずつ考えるようになりました。

「放置」と「見守る」は違う|わがままに親が介入する目安

ここで一番伝えたいのが、「放置」と「見守る」は違うということです。

たとえば、子どもが「おもちゃを買って!」と泣いているとします。

親が、

「もう知らないよ」

「好きにすれば」

と関わりをやめる。

これは、子どもが自分で考える時間をつくる「見守り」とは違います。

一方、

「欲しかったんだね。今は悲しいね」

と気持ちを受け止めたうえで、

「今日は買わない日だよ」

と伝え、子どもが気持ちを落ち着ける時間を待つ。

これは、親が必要な線引きをしながら見守る関わりです。

つまり、

見守る=何もしない

ではありません。

親が必要なところでは言葉をかけ、その後は子どもが気持ちを整理する時間を待つ。

この違いを知っておくと、「泣いているからすぐ何とかしなきゃ」と焦らなくてもよくなります。

ただし、安全に関わることや、人を傷つける行動などは、そのまま放置しません。

子どもの気持ちは受け止めても、行動まで何でも認める必要はないからです。

「嫌だったんだね」

「欲しかったんだね」

と気持ちを受け止めながら、

「でも、人を叩くのは止めよう」

「今日は買わないよ」

と、親として必要なことは伝えます。

この「気持ちは受け止める。でも、要求はすべて通さない」という線引きが、私はとても大切だと感じています。

ひとりっ子のわがままにどう向き合う?子どもが考えられる声かけ

ひとりっ子 わがまま 放置

では、実際に子どもが「これが欲しい!」「絶対イヤ!」と主張したとき、どうすればいいのでしょうか。

私が大切にしているのは、親がすぐに答えを出してしまわないことです。

「ダメ!」

「今日は無理!」

だけで終わらせるのではなく、子どもと一緒に考えてみる

ここからは、我が家で試してきた方法を紹介します。

「ダメ!」の前に「どうして欲しいの?」と聞いてみる

たとえば、お店で子どもが「これ欲しい!」と言ったとします。

そんな時、つい「今日は買わないよ」と、すぐに終わらせたくなるところです。

でも、まず、

「どうしてこれが欲しいの?」

と聞いてみます。

すると、

「この色が好きだから」

「これで遊びたいから」

「家のおもちゃと違うから」

など、子どもなりの理由が返ってくることがあります。

大人から見れば「そんな理由?」と思うことでも、子どもにとっては大切な理由かもしれません。

だから、

「そうなんだ。これが欲しかったんだね」

と、一度受け止めます。

ここで大切なのは、欲しいという気持ちを認めることと、買うことを約束することは違うという点です。

「欲しいんだね」と言ったからといって、「じゃあ買おう」ではありません。

気持ちは認める。

でも、買うかどうかは別。

この2つを分けると、親も対応しやすくなります。

そして、もう一つ聞いてみます。

「今じゃないとダメなのかな?」

「おうちにあるおもちゃではできないかな?」

子どもがすぐ答えられなくても構いませんし、絶対に気持ちを曲げないこともあるでしょう。

そんな時でもまず、子ども自身が考えられる時間をつくります

我が家でも、こうしたやり取りを重ねるうちに、娘が自分の気持ちを言葉にする場面が増えてきました。

もちろん、毎回きれいに話し合えるわけではありません。

泣いてしまう日もあります。

怒ったままのときもあります。

それでも、「泣いたら終わり」ではなく、「落ち着いたらまた話そう」と一旦落ち着く時間を持つことが必要だと思います。

これが欲しい!に対応するには、行く前に今日は買わないよ、今日は〇〇するだけだよと予告して行くことも大切です。

行く前はバタバタしてて話をすることを忘れてしまい、あっ言っておけばよかった…と思う私。

わがままを受け止めながら「できる・できない」を伝える

子どもの気持ちを聞いたら、次は親の考えを伝えます。

たとえば、

「これが欲しかったんだね」

「教えてくれてありがとう」

「でも、今日はおもちゃを買う予定ではないんだ」

と、短く伝えます。

もし理由があるなら、

「今日は食べるものを買う日だから、おもちゃは買わないよ」

と説明します。

そして、できそうなら別の方法を一緒に考えます。

「次に欲しいものを決めるときに候補に入れておこうか」

「今日は写真を撮っておこうか」

「帰ったら家のおもちゃで遊ぼうか」

などです。

大切なのは、子どもを納得させるために親が何でも代替案を用意しなければならない、ということではありません。

代わりの方法がない日もあります。

「今日は買わないよ」

その理由しかない日もあります。

だって本当なんだもーん。

子どもがすぐに「わかった」と言わなくても大丈夫です。

我が子は

「今日は買わない日だよね?」

「今日はご飯のおかず買うだけだよね?」

と自ら確かめるように聞いてくるときもあります。

もちろんその背景にはもしかしたら今日は買ってくれるかもしれない、と期待が込められてるかもしれませんが…笑

そんな言葉を聞くと「この子には伝わっているのかもしれない」と感じます。

ただ、これも「説明すれば必ず子どもが我慢できる」という話ではありません。

どうしても気持ちが落ち着かない時には、子どもの気持ちを尊重することも大切だと思います。

なぜなら、そこにちゃんと理由があり、自分で考えて「こうしたい」と言えた

そこはハナマルでいいのだと思うのです。

親の心情は困ったなぁ…ですが…。

だからこそ、親として「そんな日もある!」と線を引き、笑顔で過ごせたらいいですよね

まとめ|ひとりっ子は「わがままだから」と決めつけなくていい

子育てをしていると、「これでいいのかな?」「よかったのかな?」と思うことがあります。

もちろん、どれが正解でどれが間違いなのか、簡単には決められないと思うのです。

でも、私は娘と向き合ってきてひとりっ子、わがままな子、ではなく、その子なりに「こうしたい」と一生懸命伝えているのだなと感じています。

だから私は、まず子どもの気持ちを受け止めることを大切にしています。

もちろん、何でも受け入れるわけではありません。

親として「今日はできない」と決めたことは、娘が泣いても変えない。

でも、そこで突き放したり、放置したりするのではなく、気持ちが落ち着くまで待つ。

私にとっては、それが「放置」ではなく、娘と向き合う時間です。

子どもが思い通りにならずに泣いたとき、すぐに正しい答えを出そうとしなくても大丈夫。

親だって日々感情が変わります。

疲れている日は、うまく対応できないことだってあります。

それでも、次に同じことが起きたときに、少しだけ立ち止まってみる。

「この子は今、何を伝えたいんだろう」

そう考えるだけでも、見えてくるものが変わるかもしれません。

「ひとりっ子だから」「わがままだから何とかしなきゃ」と思ったときこそ、目の前の子どもをそのまま見てみる。

そして、親としてできることとできないことを伝えながら、その子の気持ちに寄り添っていきたいです。

子どもと過ごす日々の中で、お互いの思いを受け止められる、そんな関わり方を大切にしていきたいと思います。

なぜなら、親との関わりから、子ども同士の関わりが見えてくるからです。

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