ジグソーパズルの知育効果は本当にある?子どもの集中力や考える力との関係

ジグソーパズル 知育 効果 🌱子どもの発達・しつけ

子どもに賢く育ってほしい。

集中力や考える力を伸ばすために、知育玩具を取り入れたい。

そんなとき、候補のひとつになるのがジグソーパズルです。

でも、せっかく用意したのに、子どもがまったく興味を示さなかったら……。

「ジグソーパズルには、本当に知育効果があるの?」「遊ばないなら、ほかの知育玩具を選んだほうがよかったかも」と思いますよね。

我が家の娘は、小さい頃からパズルが大好きでした。

アンパンマンやパウ・パトロールなど、好きなキャラクターのパズルを何度も繰り返していたのです。

一方で、最初から上手にできたわけではありません。

自分でやりたいのにできなくて、泣いてしまうこともありました。

そんな娘の姿を見てきた私が、元保育士の視点も交えながら、ジグソーパズルの知育効果と、子どもが興味を示さないときの工夫を紹介します。

ジグソーパズルの知育効果は本当にある?子どもの集中力や考える力との関係

ジグソーパズル 知育 効果

ジグソーパズルは、子どもが形や絵柄を見比べたり、ピースの組み合わせを考えたりする経験ができる遊びです。

ただし、パズルをすれば必ず集中力が高まる、賢い子に育つとまではいえません。

知育効果を考えるときは、完成できたかどうかも大切ですが、完成までの途中にどんなことを経験しているのかにも注目してみましょう!

ジグソーパズルで身につく力とは?期待できる3つの知育効果

ジグソーパズルを楽しんでいる子を見てると、実はただピースをはめているだけでないとこが見えてきます。

絵柄を見たり、向きを変えたり、合う場所を探したり。

まさにそこに、知育につながる経験があります!!

1.集中して取り組む経験

好きなキャラクターの顔を完成させようと、何枚ものピースを見比べる。

あと少しで完成しそうだから、もう一度探してみる。

じっくりとパズルと向き合ってる姿に「こんなに集中できるんだ」と驚くこともあるでしょう。

2.形や位置を考える経験

パズルのピースをはめるには、形や向きも重要です。

「こっちかな?」「向きを変えたら合うかな?」と考えながら、ピースが入る場所を探していきます。

こうした遊びは、物の形や位置関係を捉える空間的な力に関わる経験です。

幼児のパズル遊びと空間的な課題の成績との関連を調べた研究もあります。

参考:Levineらによる幼児のパズル遊びと空間的な力に関する研究(2012年)

3.自分で考えて試す経験

ピースが入らない!

うまくいかなかったときに、次はどうしようかと考えることがあります。

子どもにとって自分で考えて答えを探す経験です。

完成した瞬間だけでなく、ピースを手に持って考えている時間にも注目してみてください。

そこには、その子なりの取り組み方が表れているはずです。


ジグソーパズルが得意な子は賢い?知育効果との関係

ジグソーパズルが得意だからといって、必ず賢い子に育つとは限りません。

そして、パズルが苦手だったり、興味を示さなかったりするからといって、考える力がないわけでもありません。

子どもの将来を考えると、「もっと知育玩具で遊ばせたほうがいいのかな」と思うこともあるかもしれません。

ですが、子どもが興味を持った遊びを通して、考えたり試したりする経験を重ねられることが大切だと思うのです。

子どもがジグソーパズルに興味を示さないのはなぜ?楽しく遊ぶための工夫

ジグソーパズル 知育 効果

知育効果が期待できるとわかっていても、子どもが興味を持ってくれなければ、なかなか遊びは始まりません。

そんなときは、無理にパズルを好きにさせようとするより、子どもが楽しめるきっかけを探してみましょう。

絵柄を変えるだけで反応が変わるかもしれませんし、親が一緒に遊ぶことで、初めて手に取ることもあるかもしれません。

もちろん、工夫しても興味を示さない場合はあります。

そのときは、別の遊びに目を向けても良いのです。

ジグソーパズルに興味がない子どもにはどうすればいい?

子どもがパズルに興味を示さないとき、次の方法を試してみてください。

1.好きなキャラクターや絵柄を選ぶ

子どもが好きなキャラクター、動物、乗り物など、興味のある絵柄から選んでみましょう。

好きなものが描かれていると、完成した絵を見たいという気持ちにつながることがあります。

我が子も、好きなキャラクターは色や形がわかりやすいようで、楽しんでいました♪

知育に良さそうだからと大人が選ぶよりも、まずは子どもの「これが好き!」を手がかりに一緒に選び、手にとってみてください。

2.子どもに合った難易度から始める

ピースが多すぎたり、絵柄の違いがわかりにくかったりすると、楽しく遊べません。

初めて遊ぶときは、ピースではない型にはめ込むパズルや、完成した絵がわかりやすいものをチョイスしてみましょう。

年齢表示だけで決めず、実際に子どもがどのように遊ぶかを見ながら調整することも大切です。

3.親も一緒に楽しんでみる

「パズルをやってみよう」と勧めても反応がないなら、親が先に楽しんでみる方法もあります。

ピースを探しながら、「この絵、どこにつながるんだろう?」と口にしてみる。

子どもが近づいてきたら、一緒に探してみる。

もしできるのであれば、親はオーバーリアクションで楽しさを伝える!笑

最初から完成させることを目指さなくても良いと思います。

少し触ってみるだけでも、子どもにとっては新しい経験になります。

4.興味がなければ、別の遊びを楽しむ

絵柄を変えても、難易度を調整しても、子どもが興味を示さないことはあります。

その場合は、いったんパズルから離れてみましょう。

ブロック、お絵描き、ごっこ遊び、絵本など、子どもが楽しめる遊びはほかにもあります。

知育のためにと用意したものだから、遊んでほしい。

親として、そう思う気持ちもよくわかります。

それでも、パズルを好きになることだけを目標にしなくてもいいのです。

今、子どもが夢中になっているものは何でしょうか。

そこから見えてくる興味も、きっとあるはずです。


パズルが大好きだった娘の体験を紹介

我が家の娘は、小さい頃からジグソーパズルが大好きでした。

でも、初めから上手にできたわけではありません。

ピースがうまくはまらず、いじけたり、泣いたりすることもありました。

ちょうどイヤイヤ期とも重なり、自分でやりたいのにできない。

手伝うと怒る。

それでも娘は、自分でやりたい気持ちが強く、何度もパズルに向かっていました。

あの時、娘がどんな気持ちで続けていたのかはわかりませんが…

ただ、自分でやりたい、完成させたいと挑戦する姿は、よく覚えています。

3歳の頃には、同級生の男の子が、大人向けの細かいピースのパズルをしている姿も見ました。

同じ年齢でも、好きなものや取り組み方は違うのだと感じた出来事です。

そして、もうすぐ5歳になる今、娘は知育シールパズルにも夢中になっています。

パズルが好きな子には、好きな遊びを楽しむ時間を。

興味がない子には、その子が夢中になれる別の遊びを。

「知育のために!」と思いすぎなくてもいいと思うのです。


まとめ:ジグソーパズルの知育効果を期待するなら?子どもの興味を大切に

ジグソーパズルは、形や絵柄を見比べたり、ピースの組み合わせを考えたりしながら、試行錯誤できる遊びです。

こうした経験が、子どもの考える力を育むきっかけになることもあります。

ただし、知育のために選べる遊びは、ジグソーパズルだけではありません。

ブロックやひも通しなど、子どもの興味に合わせて楽しめる知育玩具もあります。

もし子どもがパズルに興味を示さないなら、ピースの少ないものや、好きなキャラクターのものから試してみましょう。

それでも夢中にならなければ、無理に続ける必要はありません。

子どもによって、好きな遊びも夢中になるタイミングも違います。

親としては、子どものために何かしてあげたいと思うもの。

知育効果を期待して、つい「何を与えたらいいのか」と考えてしまうこともありますよね。

そんなときは、子どもが普段どんなものを見つめ、何に触れ、どんな遊びを楽しんでいるのか、少し目を向けてみてください。

大切なのは、知育効果だけに目を向けるのではなく、その子が「好き」と思えるものを見つけること。

そこから、親子で楽しめる遊びが少しずつ広がっていくのかもしれません。

参考資料

  • Levine, S. C. et al.(2012)“Early Puzzle Play: A Predictor of Preschoolers’ Spatial Transformation Skill,” Developmental Psychology. PubMedで論文情報を確認

※研究はパズル遊びと空間的な力との関連を検討したものであり、ジグソーパズルによって知能全体が高まることや、すべての子どもに同じ効果が生じることを証明するものではありません。

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