「私がもっと頑張れば、この子はちゃんと育つ。」
そんな思いで毎日子育てをしているママは少なくありません。
それなのに思うようにいかず、「またイライラしてしまった」「ちゃんとできなかった」と落ち込んでいませんか。
子どもを大切に思うからこそ一生懸命になるのは自然なことです。
しかし、その頑張りすぎが自分を追い込み、子育てが空回りしてしまうことがあります。
「もっと頑張らなきゃ」と思うほど、さらに空回りしてしまうことも少なくありません。
私も元保育士として多くの親子と関わり、現在は一人のママとして子育てをしています。
その経験から感じるのは、子育てで頑張りすぎてしまう人ほど、誰よりも子どもを大切に思っているということです。
この記事では、頑張りすぎてしまう理由や、子育てが空回りする原因、自分を苦しめる「こうしなきゃ」の手放し方をお伝えします。
読み終える頃には、心に少し余白が生まれ、親子で笑顔になれる子育てのヒントが見つかるはずです。
頑張りすぎるママほど、自分で自分を苦しめてしまう

子育てが苦しくなる原因は、子どもが言うことを聞かないからだけではありません。
実は、自分で決めた「こうあるべき」というルールが、自分自身を追い込んでしまうことがあります。
子どもの健康や成長を考えることは大切です。
しかし、その思いが「絶対に守らなければならない」に変わった瞬間、子育ては楽しいものから苦しいものへ変わってしまうことがあります。
「こうしなきゃ」が増えるほど、子育ては苦しくなる
子どもが生まれると、本当にたくさんの情報が目に入ってきます。
「睡眠はとても大切。」
「外遊びは毎日したほうがいい。」
「栄養バランスを考えた食事を。」
「生活リズムを整えよう。」
どれも子どもの成長を願う大切な情報です。
だから私たちは、「子どものためになるなら」と素直に取り入れようとします。
でも、いつの間にかその情報は、
「できたらいいこと」ではなく、「できなければダメなこと」へと姿を変えてしまうことがあります。
昼寝をしない日は落ち着かない。
ご飯を残されると、自分の作り方が悪かったのではないかと考えてしまう。
疲れて外へ行けなかった日は、「今日は何もしてあげられなかった」と落ち込む。
一つひとつは小さなことでも、その積み重ねが「私はちゃんとできていない」という思いを大きくしてしまいます。
ここで、一つだけ問いかけさせてください。
その「こうしなきゃ」は、本当に今のあなたとお子さんに必要なものでしょうか。
もちろん、子どもの健康や安全のために必要なことはあります。
でも、その中には「毎日守らなければならない」と、自分自身で決めたルールもあるかもしれません。
誰かに言われたからではなく、自分で「これが正しい」と信じてきたからこそ、そのルールを守れない日は苦しくなるのです。
でも、自分で決めたルールなら、自分で少し緩めることもできます。
そのことに気づくだけで、心は少し軽くなるはずです。
子どもに必要なのは、完璧なお母さんではありません。
失敗しても笑い合えたり、「今日はそんな日もあるね」と受け止めてくれる安心できる存在なのではないでしょうか。
「手を抜けばいい」ができないのは、頑張っている証拠
「もっと手を抜けばいいじゃない。」
そんな言葉をかけられた経験がある人もいるかもしれません。
でも、その一言で楽になれるなら、とっくに楽になっています。
手を抜けないのは、怠けたいからではありません。
子どものために頑張りたい。
ちゃんと育てたい。
後悔したくない。
そんな優しい気持ちがあるからです。
だから、周りから「気にしすぎだよ」と言われても、自分の心にはなかなか届きません。
むしろ、「私が頑張りすぎなのかな」と、さらに自分を責めてしまうこともあります。
私自身もそうでした。
「今日は疲れたからお惣菜にしよう。」
そう思っても、「ちゃんと作ったほうがいいかな」と考え直してしまう。
「今日は家でゆっくりしよう。」
そう決めても、「外で遊ばせたほうがいいのかな」と落ち着かない。
結局、自分で決めたルールに振り回されて、心だけが疲れていく。
頑張れば頑張るほど空回りしてしまうのは、子どもを大切に思っている証拠なのです。

まずは「頑張りすぎてる自分」に気づくことから始めてみよう。
子育てに必要なのは完璧さではなく、自分の心に余白をつくること
ここまで読んで、「確かにそうかもしれない」と感じた方もいれば、「分かっていても簡単には変えられない」と思った方もいるかもしれません。
そのどちらも、間違いではありません。
長い時間をかけて積み重ねてきた「こうしなきゃ」は、一日で手放せるものではないからです。
だから私は、「頑張ることをやめよう」とは思いません。
ただ、頑張ることと同じくらい、自分の心にも目を向けてほしいのです。
子どもの体調や成長には敏感になれるのに、自分の疲れや苦しさには気づかないまま過ごしてしまう親は少なくありません。
でも、心に余白がなくなると、子どもの小さな行動にも必要以上に反応してしまいます。
ご飯を食べない。
思うように昼寝をしない。
出かける直前になってぐずり始める。
本当はよくある子どもの姿なのに、「私のやり方が悪かったのかな」と、自分に矢印を向けてしまう。
そうやって、自分で自分を苦しめる毎日が続いてしまうのです。

だからこそ、完璧な毎日ではなく立ち止まる時間も必要だと思う。
「私は今どうしたい?」と自分に問いかけてみる
私が少しずつ気持ちを切り替えられるようになったきっかけは、自分に一つの質問をするようになったことでした。
「私は今、どうしたい?」
この問いに、正解はありません。
「今日は少し休みたい。」
「ご飯は作らず、お惣菜に頼りたい。」
「公園遊びより家で過ごしたい。」
そんな答えの日があってもいい。
以前の私は、その気持ちに気づいても、「でも母親なんだから」と打ち消していました。
でも、よく考えると、その「母親なんだから」というルールを作っていたのは、誰でもない私自身だったのです。
子どものためを思って決めたルール。
家族のために頑張ろうと決めたルール。
それは決して間違いではありません。
でも、そのルールに自分が苦しめられているなら、少しだけ緩めてもいい。
今日はお惣菜でもいい。
今日は家でゆっくり過ごしてもいい。
そんな日があるからこそ、明日はまた笑顔で子どもと向き合えます。
余白とは、何もしない時間を増やすことではありません。
自分にも「これでいいよ」と言ってあげられる心のゆとりを持つことなのだと、私は思っています。
私も今、余白のある子育てを練習している途中
ここまで書いてきましたが、私もまだ完璧にできているわけではありません。
「もっと遊んであげればよかった。」
「また怒ってしまった。」
「今日は何もできなかった。」
そんな日は、今でもあります。
ただ、一つだけ以前と変わったことがあります。
できなかったことだけを見るのではなく、できたことにも目を向けるようになったことです。
今日は一緒に笑えた。
寝る前にぎゅっと抱きしめられた。
目を見て「大好きだよ」と伝えられた。
そんな小さな出来事も、親子にとって大切な時間だったと思えるようになりました。
完璧にできる日より、うまくいかない日のほうが多いのが子育てです。
だから私は、「失敗しない親」を目指すのではなく、「また明日も笑って子どもと向き合える親」でいたいと思っています。
そのために今も、心に余白をつくることや、自分を責めすぎない考え方を少しずつ学んでいる途中です。
まとめ|「こうしなきゃ」を手放したとき、子育ては少し楽になる
頑張りすぎるママほど空回りしてしまうのは、それだけ子どもを大切に思っているからです。
だからこそ、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込む必要はありません。
まずは、「こうしなきゃ」と思っていることが、本当に今の自分と子どもに必要なのか、一度立ち止まって考えてみてください。
そして、ときには「私は今どうしたい?」と、自分の気持ちにも耳を傾けてみましょう。
すぐに考え方を変えたり、すべてのルールを手放したりする必要はありません。
一つでも「今日はこれでいい」と思えることが増えれば、頑張りすぎによる空回りは少しずつ減っていきます。
私自身も、まだ試行錯誤を続けている一人のママです。
だから私の記事を読んで、「そんな考え方もあるんだ」と心が少し軽くなるような言葉が届いてたら嬉しいです。
完璧な親を目指さなくても大丈夫。
今日のあなたが、自分自身にも少しだけ優しくなれますように。


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